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韓国のPCバン(PC房)とは?初めてでも迷わない使い方ガイド

Justin Lee, Dumb Game Lab ·

ゲーム「ネットカフェ育成」の画面。ビルの屋上フロアがPC席で埋まり、客の頭上にラーメンの注文アイコンが浮かんでいる

PCバン(PC房)は、ゲーム用の高性能PCを時間単位で借りる韓国のPCカフェです。2026年時点でソウルの一般席は1時間あたりおよそ1,000〜2,000ウォン台。席に座ったまま画面からラーメンやチャーハンを注文できます。24時間営業の店が多く、外国人も入口のキオスクで非会員として支払えばすぐに使えます。

PCバンはどんな場所?

「バン(방)」は韓国語で「部屋」のこと。名前だけ聞くと小さな部屋のようですが、実際は数十台、大きい店なら百台を超えるPCがずらりと並ぶ広いフロアです。家にいいパソコンがなくても最新ゲームがすぐ動き、友だちと横並びで一緒に遊べる。それがPCバンに人が集まる理由です。

日本のネットカフェと比べると違いがよく分かります。日本は個室ブースでマンガを読んだり泊まったりする使い方が中心ですが、PCバンはほぼゲーム専用。オープンな席にゲーミングモニター、メカニカルキーボード、ヘッドセットがそろい、カップル席やチームで座れる列を用意した店も珍しくありません。

料金は1時間いくら?

料金は時間をチャージして使う前払い制です。2026年時点でソウルの一般的な店は1時間あたりおよそ1,000〜2,000ウォン台。座席が広いプレミアム店やeスポーツをテーマにした店だと3,000ウォン前後まで上がります。同じ店でも会員は少し安く、非会員は少し高め。まとめてチャージするとおまけの時間が付く店が多いです。

会員なら残った時間を次回に持ち越せますが、非会員はその日で終わるのが一般的です。最初は1〜2時間だけ入れてみるのがおすすめです。

項目目安(2026年)メモ
一般席1時間1,000〜2,000ウォン台地域や店によって違う
プレミアム席1時間2,000〜3,000ウォン前後広い椅子、高リフレッシュレートのモニター
食事1品数千ウォンPC利用料とは別会計

座席とインストールされているゲーム

席はたいてい、一般席、二人で並んで座るカップル席、椅子と机が広いプレミアム席に分かれています。グループで行くなら、キオスクの座席表で一列まるごと使えるチーム席があるか見てみましょう。キオスクで先に席を選ぶ店もあれば、空いている席に座ればいい店もあります。

人気のオンラインゲームやSteamなどのランチャーはほぼ最初から入っていて、ヘッドセットも席ごとに置いてあります。ゲームには自分のアカウントでログインします。席を選ぶときは、喫煙室のドアの前や入口のそばを避けると少し静かに過ごせます。

外国人の使い方:キオスクで「非会員」

ほとんどの店の入口に無人キオスクがあります。会員登録には韓国の携帯電話での認証が必要なことが多いので、旅行者は「非会員(비회원)」を選びましょう。支払い方法を選んで好きな時間だけチャージすると、レシートやカードに使い捨ての番号が印字されて出てきます。

空いている席に座り、PCのログイン画面にその番号を入れれば時間がスタート。キオスクが分かりにくければ、カウンターでレシートを見せて「ビフェウォン(非会員)」と言えばだいたい通じます。残り時間は画面の端にずっと表示されるので、足りなくなったら追加でチャージします。

ネットカフェ育成の画面。入口に「待ち4人」の表示が出て、並んだPC席に客が座っている
ゲームでも空席がなければ客は入口に並びます。平日の夕方、実際のPCバンでよく見る光景です。

席から注文できる食事

初めて行った外国人がいちばん驚くのがここです。画面の注文ボタンを押すとメニューが開き、選んだ料理をスタッフが席まで運んでくれます。支払いはチャージ残高かカードで。

メニューはカップ麺や店で作るラーメン、チャーハン、トッポッキ、ホットドッグ、ポテトといった軽食から、炭酸飲料やアイスコーヒーまで。店で調理するところが増えて、「PCバンのご飯はそこらの軽食屋よりうまい」と言われるほどです。キーボードの横で丼を食べるのは、ここでは普通の光景です。

  • ラーメン:一番の人気メニュー。スタッフが作ってくれる
  • チャーハン、丼もの:しっかり食べたいときの定番
  • ドリンク:自販機や冷蔵庫から自分で取る店もある
ネットカフェ育成の1日の精算画面。席の利用料、フード売上、チップ、人件費、修理費が並ぶ
ゲーム内の1日の精算表。席の利用料の次にフードの売上が大きい、実際のPCバンと同じ構造にしています。

24時間営業と守るべきルール

PCバンは24時間営業の店が多く、夜遅くに行き場がないときにも便利です。ただし法律で決まったルールがいくつかあります。青少年は夜10時から翌朝9時まで入店できず、店内は禁煙なので、たばこは別に用意された喫煙室で吸います。

マナーはシンプル。ヘッドセットを使い、ボイスチャットの声は大きくしすぎない。食べ終わった器は席の横にまとめておく。帰るときは必ずゲームアカウントからログアウトしましょう。共用PCなので、そのままにすると次の人がアカウントに入れてしまいます。

国によって呼び名が違う

似たような店はアジアや南米の各地にあり、呼び名は国ごとに違います。「ゲームのためにPCを時間で借りる」という骨組みは同じですが、韓国のPCバンはPCの性能と食事メニューの方向に特に発達しました。

国・地域呼び名
韓国PC방(PCバン)
台湾網咖
中国网吧
日本ネットカフェ(マンガ・個室中心)、ゲーミングカフェ
インドネシアwarnet
ベトナムquán net、tiệm net
ブラジルlan house
フィリピンcomputer shop

店長の目線で見ると

お客さんから見ると時間料金がすべてのようですが、店側から見るとお金の流れはいくつもあります。席の料金に加えてラーメンやドリンクが大きな割合を占め、バイト代や壊れた機械の修理費が出ていきます。ラーメン台を席から遠くに置けば売れにくくなり、通路をふさげばお客さんが席にたどり着けません。

ネットカフェ育成の配置編集画面。カウンター、ドリンク自販機、ラーメン台、PCをドラッグで動かし、通路は空けておく
配置編集の画面。席やラーメン台、自販機をどこに置くかで、お客さんの動きも売上も変わります。

ゲームで体験してみる

Dumb Game Labの「ネットカフェ育成」は、PCが数台しかない路地裏の小さなPCバンから始まります。お客さんが入口に並び、席からラーメンを頼み、1日の終わりには精算表が出てきます。韓国のPCバンがどう回っているのか、店長の側から見てみたい方はぜひどうぞ。

FAQ

韓国のPCバンの料金は1時間いくら?

2026年時点でソウルの一般的な店は1時間およそ1,000〜2,000ウォン台、プレミアム店は3,000ウォン前後です。会員と非会員で料金が違い、店によっても差があります。

外国人でもPCバンを使える?

使えます。入口のキオスクで非会員を選んで時間をチャージするだけです。会員登録は韓国の携帯電話認証が必要なことが多いので、旅行者は非会員が手軽です。

PCバンで食事はできる?

できます。席の画面から注文するとスタッフが運んでくれます。ラーメン、チャーハン、トッポッキ、ドリンクが定番で、PC利用料とは別会計です。

日本のネットカフェとの違いは?

日本のネットカフェは個室でマンガを読んだり泊まったりする使い方が中心ですが、韓国のPCバンはオープン席でゲームをするための場所です。PCの性能が高く、食事を席まで運んでくれます。

PCバンは24時間営業?

24時間営業の店が多いです。ただし青少年は夜10時から朝9時まで入店できません。

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